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読書感想文 「火花/又吉直樹」

又吉直樹先生の火花を読みました。

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あらすじは天才肌で人情家の先輩芸人との出会いから「漫才師」としての生き方、考え方、「漫才師」という視点から感じる様々なことが作品の中に沢山盛り込まれています。

 

「気づいているか、いないかだけで人間はみんな漫才師である」

 

という一文がありましたが、漫才師という世界から一漫才師としての視点で突き詰めて考えていった結果出た言葉なのかもしれません。

 

 

美容師も突き詰めていくと今の時代、服を着ていない人はいません。爪を切らない人はいません。髪を切らない人もめったにいません。誰もがおしゃれを楽しめる時代に何かしらセルフプロデュースしているわけで、髪型に関してもお店で僕ら美容師ができるのは60日に1日ですが、残り59日はお客様が美容師なのではないでしょうか?

 

自分では全くやりかたも分からない、やらない。時間がないからできない。興味はあるけどやってない。という人もいるけど自分でアイロンを使ったり、ヘアアレンジをしたり、セルフカラーをしたりと59日の使い方も人それぞれです。

 

1日の美容師の59日の美容師(お客様)に対する責任も大きいですが、59日の美容師(お客様)の1日の美容師に対する責任もあるのではないのでしょうか?

 

我々1日の美容師には1日の内でも2時間しかありません。そのためにお客様にコンディション良く持ってきていただけるということで生み出せるヘアデザインも違います。60日ワンセットで考えるとお互いの努力で1つのヘアスタイルをプロデュースする感覚もあるのではないのでしょうか?

 

すべて方は美容師の感覚で付き合うとしたら乾かし方を教えたり、前髪の作り方を教えたり、アイロンの使い方を教えることは必然です。

昔と違って、お出かけの際に美容室に行ってヘアセットして出かける人が減ってしまった今、59日の美容師を育成することも1日の美容師が担う責任の一つなのではないかと思います。