村上春樹、読んだらモテるってホント?
もはや4回目くらいになりますがまた読んでます。。。
なんだかやっと理解できてきたような気がします。
僕はハルキストではありませんが村上春樹さんの作品は何作か読んでます。
色彩をもたない多崎つくると、彼の巡礼の年
一時期ですが村上春樹作品を読むとモテる的な現象があったようです。。。
彼の作品の主人公はとにかくモテる、だから読んでるとそうなる的な。
確かに
・淡くて優しくて清潔で、いつもうっすら何かを抱えているような人
・何かと「やれやれ…」って言って片づける
・やたらとパスタを茹でる
こんな感じの人が多く出てくるかも…
現実にいてもモテないかも…
村上作品は回りくどい言い回しや主人公の独特のしゃべり方、絶妙な比喩表現が特徴かなーと僕は思いますがどうでしょうか?
ノルウェイの森で一番衝撃を受けたのは、主人公の先輩として登場する永沢が死後三十年を経ていない作家の作品は読まない。そういう本しか信用しないという場面で
「現代文学を信用しないというわけじゃないよ。ただ俺は時の洗礼を受けてないものを読んで貴重な時間を無駄に費やしたくないんだ。人生は短い」
というセリフがあるんですけど、それに影響されてF・スコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャッツビー」から始まり、ヘルマン・ヘッセ、カミュ、ドストエフスキーなどなど名作とされる海外文学を読み漁った記憶があります(笑)
この一言で僕の読書に対する幅が広がり、多ジャンル多年代多作家な本と出会えたのは確かですね。
彼自身アメリカ文学翻訳家としても活動しており、様々な翻訳作品をよく書店で目にします。
なんか海外文学好きなんだなーと読んでても思います。
昔の海外文学は戦争だったり、人種だったり、思想や宗教、時代背景もあいまって作家が自分の考えや哲学をぶつける場として文学があったような感じを受けるのですが僕だけでしょうか?
それだけ主張性があり、独特で、センスがある作品が時の洗礼を受けて未だに残っているということなのでしょうか?
死後三十年名を残すのであれば汚名でないことを願います。
人生は短い。